6.パラメータ解説
6.1最低限確認が必要なパラメータ
ハーモニックパターンインジケータを使うにあたり、最低限確認が必要なパラメータは
【アラート ハーモニック検知】各項目
【アラート エントリーライン越え検知】各項目
【頂点探査】再帰探査時の頂点品質
となります。
アラート設定についてはお好みで設定してください。
【頂点探査】再帰探査時の頂点品質については、まずは0をお勧めします。
数字が多くなるほど多くのパターンを検出しますが、悩みどころも多くなります。
■再帰探査時の頂点品質0
■再帰探査時の頂点品質3
6.2パラメータ詳細
【アラート ハーモニック検知】
・ハーモニックが発生した場合、サウンドを鳴らす
ハーモニックを新しく検出した時サウンドを鳴らす場合はtrueに設定します。
形成中のバーで、より大きなハーモニックを再度検知した場合、インジケータ上は書き換えが発生しますが、サウンドは鳴らしません。
・アラートダイアログを表示する
ハーモニックを新しく検知した場合、アラートダイアログを表示する場合trueに設定します。形成中のバーで、より大きなハーモニックを再度検知した場合、インジケータ上は書き換えが発生しますが、アラートは再送しません。
「ハーモニックが発生した場合、サウンドを鳴らす」で鳴らすサウンドファイル名です。
サウンドファイルは、「C:\Program Files (x86)\業者名 MT4\Sounds」フォルダに含まれているファイルを指定可能です。
※32bitOSを使用している場合は「C:\Program Files \業者名 MT4\Sounds」となります。
・ハーモニックが発生した場合、メールを送信する
ハーモニックが新しく検出した時、メールを送信する場合にはtrueに設定します。
形成中のバーで、より大きなハーモニックを再度検知した場合、インジケータ上は書き換えが発生しますが、メールは再送しません。
メールの送信のためにはMT4の設定が必要です。
ツール→オプション→E-メールタブを設定してください。
設定の詳細は、ご利用のプロパイダなどにお問い合わせください。
Gmailをお使いの方は、捨てアカウントを作成して、安全性の低いアプリを許可するとGmailを利用することが可能です。その場合のSMTPサーバーは次の通りです。
SMTPサーバー:smtp.gmail.com:465
【アラート エントリーライン越え検知】
・エントリーラインを超えた場合、サウンドを鳴らす。
最新のハーモニックに対してエントリーラインを超えた時、サウンドを鳴す場合はtrueを指定します。
・アラートダイアログを表示する
最新のハーモニックに対してエントリーラインを超えた時、アラートダイアログを表示する場合はtrueを指定します。
・サウンドファイル名
「エントリーラインを超えた場合、サウンドを鳴らす」のサウンドファイル名です。
【アラート ハーモニック検知】と同じ条件となります。
・エントリーラインを超えた場合、メールを送信する。
最新のハーモニックに対してエントリーラインを超えた時、メールを送信する場合、trueを指定します。
【アラート ハーモニック検知】と同じ条件となります。
【フィルター】
・RSIによるフィルタを有効にする。
・RSI期間(1以上)
・RSI閾値(1~49)
「RSIによるフィルタを有効にする」をtrueにした場合、ハーモニック検知時、X、B、Dのいずれかの点がRSI閾値以下(買いの場合)、100-RSI閾値以上(売りの場合)の条件を満たさない場合、ハーモニック検知を行いません。
・ATRによるフィルタを有効にする。
・ATR期間(1以上)
・ATRへの倍率
「ATRによるフィルタを有効にする」をtrueにした場合、XAもしくはXCが、指定のATR×倍率の値以下の場合は、ハーモニックとして検知しません。
【コントロールボックス表示位置】
・コントロールボックス表示位置X
・コントロールボックス表示位置Y
チャート上に表示する「×HARM CTL」の左上座標です。
他のインジケータの邪魔にならない位置に設定してください。
【ハーモニック検出設定】
・最小波形バー数(0以上)
X-D、もしくはA-D(AB=CDの場合)のバー数が、指定バー数以下の場合は、ハーモニックとして検知しません。
・CD間最大バー数(1以上)
C-D間の最大バー数です。
・C点と比較して新高値安値が発生したら検出しない
C点と比較して別の高値安値が検知された場合は、ターゲットの検索をそこで終了します。
・ターゲット価格(D点)に対して指定%範囲で検出する(0以上)
ハーモニック定義ファイルでターゲットして指定された価格の誤差範囲です。
・確定足にのみハーモニック検出を行う
形成中の足に対してはハーモニック検知を行わない場合はtrueを指定します。
形成中の足のみ、別のハーモニックへの書き換えが発生しますが、このパラメータをtrueに設定すると書き換えは発生しなくなります。
・ハーモニック定義ファイル
ハーモニック形状を定義したファイル名です。
初期起動時、MT4データフォルダ\MQL\Filesフォルダにハーモニック定義ファイルを自動生成します。
【ハーモニック描画設定】
・最終ハーモニックのみ表示する
・買いハーモニック形状色 背景なしはclrNONE
・売りハーモニック形状色 背景なしはclrNONE
・買いライン色
・売りライン色
・ラベル色
・買いハーモニック選択時ラベル色
・売りハーモニック選択時ラベル色
・パターン名列をチャートに表示する
・フォントサイズ
・フォント名
・起動時非表示にする。
ハーモニックに関する描画設定です。お好みに合わせて修正してください。
黒背景チャートを基準に初期設定されていますが、白背景チャートを利用する場合は、各ラベル色を変更する必要があります。
【ターゲットライン描画設定】
・ターゲット価格(D点)に対して指定%範囲内にある場合、ラインを移動する
・Stopライン色
・開始ライン色
・利益確定ライン色
・重要利益確定ライン色
・エントリライン色
・起動時非表示にする。
ターゲットラインに関する描画設定です。お好みに合わせて修正してください。
【頂点検出】
・再帰探査時の頂点品質(高い0~低い15)
どの程度頂点を探索するかの設定です。0は最初に見つかった頂点で探査を終了します。
精度が高いと思われる順で探査しますので、数値が大きいほど小さく不安定な頂点に対しても探査を行います。
・最大計算チャートバー数
過去ハーモニックを検出する最大バー数です。
大きすぎると動作が重くなります。
・探査精度(1~15 大きいほど動作が重い)
どの程度大きな波形まで探査するかの設定となります。
15が最大です。
・探査ステップ(1~20)
・最小探査深さ(6~)
基本的に変更不要です。
6.3既知の問題点
過去形状描画において、インジケータを起動し続けた場合は検知されていた形状が消えることがあります。これは、過去形状においての波形検出が最新バーからの簡易検知のため、波形がキャンセルされることがあるためです。
なるべく発生しないように作成していますが、どうしても消えることがあります。
全バー探査を行うと、インジケータが重すぎて検出が行えないため、過去については簡易探査となっています。
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